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人間の中を行き交うモノについて
人智学ではおなじみの人間の四つの構成といえば、肉体、エーテル体、アストラル体、自我だけど、これらを、四つのレイヤー、あるいは周波数帯という「比喩」を使ってイメージ化してみるとどうだろう?

以下引用。



アストラル体に進入し、人間から自由を奪う存在は魔(デーモン)と呼ばれています。人間のアストラル体は絶えず魔に浸透されています。人間の真正な思考、誤った思考から作り出されるものが、徐々に魔へと成長していきます。善良な思考から生まれ出た善良な魔もいます。邪悪な思考、とくに、不正な、虚偽の思考から生まれ出た魔は、恐ろしい、厭わしい姿をしていて、いわば、アストラル体を買収するのです。

エーテル体に浸透するのが妖怪(スペクトル)、幽霊(ゲシュペンスト)です。私たちはこのような存在から自由にならねばなりません。肉体に進入するのは幻影(ファントム)です。この三つのほかに、自我を行き来するのが霊(ガイスト)です。自我自身も霊です。

魔がアストラル体に、幽霊がエーテル体に、幻影が肉体に働きかけているのがわかります。これらの存在すべては私たちと密接な関係を有し、再受肉する際に私たちに近づいてこようとします。(『薔薇十字会の神智学』P87-P88)


自我のレイヤーには他の自我が侵入し、アストラル・レイヤーには魔物(デーモン)、エーテル・レイヤーには妖怪(スペクトル)・幽霊(ゲシュペンスト)、肉体レイヤーには幻影(ファントム)が侵入する。

シュタイナーはこのようなおおまか四種の「行き交うモノ」について語ってくれているのに、世界は相変わらず、われわれが体験しているモノノケに関して明確な区別をつけることができずにいる。

われわれがYouTubeなどで出会ういわゆる「霊感のある人」とか「霊能者」とか言う人々も、実際には「何かを体験できていても、それが全体性のなかのどの位置を示す体験なのか」を明確に自己認識することができずにいる。

シュタイナーのいうところの「秘儀参入者」ではないからである。






世間で言うところの、いわゆる「心霊体験」「怪談」なぞが扱っている領域は上図の赤い枠で囲んだ領域の話だし、お祓いをしたり、死者のメッセージを伝えたりする人々の仕事は霊媒的な領域に留まっている。

視力検査で、一番上の大きなC文字しか認識力できない人と一番下のC文字まで認識できる人が「物理空間」にいるように、「霊界からくる象徴イメージ」を読み取る能力には「個人差」が存在するのである。


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